6.年1回の定期モニターも有用です

  正常範囲内の1,5-AGの年1回のモニターも、早期糖尿病スクリーニングに有効です。



 IGTでは血糖はしばしば血糖値スパイクを伴って年々悪化し、糖尿病へ移行します。

 1,5-AGは疫学的正常範囲(14.0μg/ml以上)内でも、血糖値スパイクの増加があれば個々人の1,5-AG正常レベルから低下(悪化)します。

 IGTを診断するOGTTは時間や費用がかかりますので、検診などでの1,5-AGによる一次スクリーニングが有用です。

 将来、唾液中の1,5-AGの測定によるIGTと糖尿病のより簡便なスクリーニングが実現するかも知れません。
JCEM105,1759,2020


ページのトップへ戻る